イケメンを考える

ほぼ壁打ちです

テニミュと私について②

 

ゆるゆると始まった3rd season

 

不動峰、聖ルド、山吹、氷帝と全部1公演ずつ観た。ドリライ2016にも行った。でもなんだか、やっぱり2nd seasonほど心が燃えない。まだ推しの学校が来てないからなのか、推しの俳優が見つからないからなのか、わからなかった。そしてチケットが取れなかった六角公演は、簡単に行くことを諦めた。私はこれを後に果てしなく後悔することになる。

 

そして2017年、私は立海のキャストが発表されるとすぐに、テニミュの公式ファンクラブ(TSC)に入った。2017年は就活の年。立海東京公演は7月後半。それまでに就活を終わらせたい!そのためにチケットを確実にとりたい!そのために入会した。

立海のキャストは、キャラビジュアルを見る限りではとても良かった。私の大好きな仁王くんは、2ndではなく1st寄りだったが、まぁそれもいいだろうと納得できた。純粋に楽しみになった。

 

そして手元に用意されたチケットは、7月19日の東京公演と9月28日の凱旋公演の2枚だった。

 

迎えた公演初日、私は既存曲がどれだけ使われてるのか、サード立海はどうなのか、我慢できずレポを漁りに漁った。すると目にするツイート全てがサード立海を褒めていた。とにかく、絶賛されていた。早く見たい!!彼らを、大好きな立海大附属を早く観たい!!! 大好きだったD1の曲「ペテン師だぁ?なんとでもいえ」が無くなり新曲になっていたという点以外のレポは私をアゲアゲ気分ハッピー笑顔にさせた。

その時の直感で私は3日後の当日引換券を買った。

3日後、当日引換券の席は上手2バル見切れ。ステージには近いし悪くない。1幕が終わったあと、これはやばいものを見た、と思った。語彙力が足りないまさにそれ。立海大附属のレギュラーが存在してた、生きていた。

青学もいつのまにか代替わりしていて、9代目だった。リョーマ役の子がそのままリョーマだった。びっくりした。美少年だった。私がイメージしてたリョーマがそこにいた。

 

これは、すごい作品に出会ってしまった

 

素直にそう思った。そして私は、仁王雅治役の後藤大くんに狂ったように手紙を書いた。

正直、最初は彼の仁王雅治の解釈が受け入れられなかった。なんというか、彼の仁王雅治はアツイ男だった。そして私の好きな仁王雅治は、飄々とした男だった。だから最初はそれを彼に押し付けようとして手紙を書いていたのかもしれない。でも、数を重ねて彼の仁王雅治を見るたびに、勝負事に本気になる仁王雅治もたしかにいるはずだ、現に新テニスの王子様では彼はアツイ面を曝け出している。それに気づいた瞬間、彼の演じる仁王雅治も大好きになった。

(そして後に私は後藤大と顔が似ていることに自分で気づいてしまう)

もちろん仁王雅治だけでなく、ゲスト校も青学も含めて他のすべてのキャラがいつのまにかたまらなく好きになる公演だった。六角は歌もダンスも日替わりも完成度が高く、なんで私は六角公演を観に行かなかったんだと心から後悔した。

その週の土曜日にも当日引換券で入り、凱旋はもっとチケットが必要だ。他の人にも見せなきゃいけない。と思った。

 

そして7月は終わった。

 

9月、凱旋公演が始まった。

 

私は凱旋初日、2バル立見で見ていた。やっぱり彼らはカッコよかった。各地を回り、また強くなった絶対王者立海大附属だった。

凱旋公演では、また別の友人をテニミュデビューさせようと画策していた。彼女は以前から興味は持っていたというので、半ば無理やり誘った。そして私の誕生日、9月26日にいつもの友人に彼女を加えた3人で観劇することが決まった。その日は休演日翌日で、休演日が誕生日だったキャラがフィーチャーされた日替わりを仁王雅治がやっていた。まるで私の誕生日をお祝いしてくれたかのようだった。泣いた。

そして友人は見事にテニミュに魅了され、今では推しの俳優を見つけている。楽しそうで何より。

いつもの友人もサー立やばいと騒ぎ、私だけが感じたことじゃなかったと安心した。

その2日後はアリーナ2列目センターで、見るもの全てがブルーレイ画質だった。ブルーレイを見ているかと思った。役者の熱量がビシビシ伝わって来た。身体を伝う汗もよく見えた。多分この辺りから本格的に佐伯を意識しだしたはず。

サード立海が終わる週末は、土曜マチネ→夕方からお酒を飲みカラオケオール→日曜マチネ→大千秋楽ライブビューイングという頭の悪いスケジュールで過ごした。

 

今まで多くて同じものは2公演しか見なかった私が、いつのまにか9回ほど観ていた。そのお金を惜しいとは思わなかった。それだけ価値のある時間、作品だった。そして素晴らしいキャストだった。

 

 

なぜ青学8代目のときにそこまで熱量が上がらなかったのか、立海が推し校であること以外の理由を探した。その結果、リョーマ役の阿久津仁愛が私の理想とするリョーマであったことが大きいと思う。全員が王子様ではあるが、テニスの王子様の主人公は越前リョーマ。彼がしっかりしてないと、やはりどこかしっくりこないのだと思う。

 

 

続く10月末〜11月頭のチームパーティ六角で私は佐伯役の俳優に完全に落ちるのだが、それはやはり別の記事で書こうと思う。私はこのチームパーティというイベントを通して六角中が大好きになった。

原作では正直そこまで好きと思ったことはなかった。しかし、キャストが自分なりにキャラを演じてくれることで、原作からは見えてこなかった部分も見えてくる。そこがテニミュの良いところ、2.5次元の良いところだと思っている。

 

 

そして昨年末から先日までの比嘉公演も結局9回+ライブビューイング、行っていた。比嘉公演の演出は素晴らしかった。比嘉というヒール校にも、努力してきたという背景があって、それを気づかせてくれた。比嘉中のことも以前より好きになった。

比嘉公演では立海公演と違い、お見送りというものがあった。日替わりで役者5人がお見送りをしてくれる。正真正銘のガチャだった。私はこのガチャでは結果的には良いものだった。そしてこの比嘉公演は、私をテニミュに引き戻してくれた青学9代目(リョーマを除く)と、佐伯の最後の本公演だった。ライブビューイングが始まっても、これが最後だと思えなかった。カーテンコール時に挨拶するときになってようやく、これで終わりなんだと感じることができた。手塚と佐伯の挨拶を聞いて号泣してしまった。声を出さないように、嗚咽を漏らし、泣いていた。そこまでして私は本当にこのキャストたちが好きなんだと実感した。

 

次の10代目にも期待している。

 

 

なんか最後の方もうよくわからなくなってしまったが、ここまでがテニミュと私が出会ってから今までの出来事。今は青学9代目とサード六角の最後の勇姿を見るためのチケットを得るために徳をためている。

 

テニミュ、とだけ聞くとオタクが行くもの、女性ばかりというイメージが先行してしまうかもしれない。それは事実だが、それだけで行くのを躊躇うのは勿体ない作品だ。原作を知っていて、興味があるなら是非行ってもらいたい。原作知らなくても、俳優の卵、イケメンを発掘したい人は来た方がいい。チケットはほんの6000円。舞台にしては破格の値段だ。当日券も毎公演ある。1人で行くのが嫌なら声をかけてくれれば一緒に行く。全国氷帝は少し控えめにするが、四天宝寺と全国立海は本気を出す。

 

 

どうか、どうか1人でも多くの人にミュージカルテニスの王子様を見てほしい。

 

テニミュ最高セイヤー